テーパードパンツで有名になったテーパっていう言葉
- 加工事例
テーパーの研磨加工
たまーにテーパーの研磨加工の依頼をいただきます。
テーパーの研磨加工依頼って?そもそも、テーパーって?意味は「円錐状に先細りしているもの」らしいです。
普段の生活で使われているのはジーンズなどのパンツです!「テーパードパンツ」って。
あのテーパードってパンツの裾に行くにつれて細くなってますよね。そんな感じです。
テーパードパンツで「テーパー」っていう言葉をよく使われるようになったんじゃないかなっ?て思います。(個人の見解です(笑))
こんにちは。飛行機(ANA)が大好きな高山です!
テーパーの製品
先ほどのテーパードパンツってこんな感じですよね。
(写真はユニクロさんからお借りしました。)裾に向かってちょっと細くなっていっているのが分かります。
じゃあ研磨加工のテーパーって?
これ!わかりにくーーい。先端にネジがあり、ネジの後ろがテーパーになっているんです!
見た目じゃわかりにくいのは、このテーパーの角度、1/20テーパーといって角度でいうと1度25分55秒という浅いテーパーなんです。
分と秒まで指定されている角度ってあまり聞かないですよね(笑)
あらかじめ、前工程(旋盤加工)でこの角度に加工していただいています。それを研磨加工するという流れなんです。
テーパー加工に必要なテーパーゲージ
1度25分55秒ってどうやったらわかるの?いつも寸法測定に使用しているマイクロメーターは角度は測れないし…。
そんな時に使うのが、テーパーゲージといわれる「模範」なんです。このゲージを製品に合わせ(摺り合わせ)て製品が正しい角度になっているか、確認しながら研磨加工していきます。
もちろん、3次元測定器などの、角度を測れる測定装置を持っていらっしゃる会社さんはそちらを使っていると思います。
僕も以前勤めていた、ゲージメーカではテーパーの3次元測定器が主流でした、が、今は3次元測定器を思っていないで、テーパーゲージで摺り合わせを行い研磨加工をしています。
摺り合わせ??謎のワードが急に出てきましたが…
そうなんです。ただ、ゲージを合わせるだけじゃさっぱりわからないので、ブリューペーストっていう絵具みたいなのをうっすら製品に塗って、
ゲージがしっかり製品を当たってるかを見ます。これを「摺り合わせ」といわれています。
写真じゃわかりにくいので、テーパー加工の一連をYouTubeにアップしていますので良かったら観てください!チャンネル登録もぜひお願いします!
テーパーって色んなところに使われています!
テーパーってなぜ必要なのかよくわかっていなかったのですが、先ほどの写真のように、テーパーでお互いを嵌め合う(合わせる)事でしっかり合わさり、動かす(駆動)の伝達が良くなるみたいです。
自動車、バイクなどの駆動系、そのほか色んな駆動系に採用されています。合わせるときにゴミなどが入らない限り、容易に合わせることができ、精度もしっかりと保てるみたいです。
ほとんどが普段は見えないところにあるみたいですね。あまり見れない部品と思うと見れたら「激レア部品」かもしれません!
普段見れない部品だからこそしっかり作りこみをし快適に製品を使ってもらいたいです!
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