研削液のタンクを掃除してスッキリ
- 仕事
暑くなる前と年末は必ず研削液のタンクを掃除していただいています!
綺麗になって気分もすっきりして仕事ができます!
こんにちは。飛行機(ANA)が大好きな高山です!
循環して使われる研削液の掃除
暑くなり、後2か月でお盆休みの長期連休。長期連休明けによく聞くのが、研削液(クーラント)からクサイにおいが…。
油屋さんからすると、研削液が腐ってるかも!らしいです。
研削液って腐るの?アルカリ性やのに?研削液自体は大丈夫らしいのですが、加工するワークに付着している防錆油などの油、特に工作機械の動くところ(摺動面)に使われている油の粘度が「68番」と言われるものには硫黄系の添加剤が入っており、その硫黄系添加剤が「菌」エサになりタンク内に菌が繁殖し、腐る原因にもなるみたいです!
そんな菌がいてるのー??これは定期的に掃除しないとダメですね!
自分で掃除するのもいいですが、掃除が大変で、しかも研削液の廃棄は産業廃棄物になるので必ず「マニュフェスト」というものが必要になるのです!
このマニュフェスト、ご自身で用意しないとダメなんですがそんなのややこしいしわからん!でも大丈夫!油屋さんが持っているはず!
って事で半年に一度の研削液のタンク内を掃除してもらいます!
タンク内は半分以上が研磨カス
前回も同じようなブログを書きましたが、もうちょっとだけ詳しく。見出しのように半年で研削液のタンク内は研磨カスが半分以上溜まるんです。
なんで?マグネットセパレーター付けてるのに…。YouTubeでも紹介しましたが、マグネットセパレーターは磁石にくっつく金属のみ、非鉄金属(ステンレス、メッキ、真鍮などなど)はセパレーターに引っ付かないのでそのままタンクに…研削液は循環式なのでそのままタンクからモーターに吸い上げられ研削液として使われます。
これが、研磨面を汚くしたりスクラッチ傷の原因になっちゃうので半年に1回、油屋さんに掃除してもらっています。
なんでも吸う掃除機も持ってきてくれるので、タンクの掃除は油屋さん一択です!
汚いタンクがピカピカに
半年経ったタンク内はこんな感じ…
新液の時は透明な研削液なのですが黄色くなって、研磨カスもこんもり…
目を覆いたくなるのでモザイクを入れておきます(笑)
ふう、これで安心…はできません!この研削液、研磨カス全部を吸ってくれる掃除機で吸っていただき綺麗にしていただきます!この間僕は写真撮影と少し手伝い。
この掃除機をオンにすると研削液も研磨カスもみるみる吸われていって気持ちいい!音は家庭用掃除機よりはるかにうるさいですが(笑)
掃除してもらい、しかも掃除後にウエスで拭いてくれるなんて…なんてええ人なんやー。掃除するからにはここまでしたいって仰ってくれました!本当に素晴らしい油屋さん。
そんなピカピカになったタンクに水と研削油を入れ、研削液で満たし、10分ほど循環。
黄ばんでいた研削液も透明になりめっちゃ綺麗に!
これで研磨面のスクラッチ傷も減少し研削能力も少しは戻ったかな。やっぱり掃除して綺麗な研削液で加工すると気分も良いですよね!
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