振れ精度0.001mmスピンドルを製造する会社

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振れ精度0.001mmを追い求める。スピンドル製造工場を見学

日頃から「研磨屋TV」を通じて多くの製造現場を訪ねていますが、
先日訪れた静岡県磐田市の大弥精機株式会社さんの「振れ精度0.001mm」という、極限の世界を具現化する執念のプロセスを見学させていただきあました。

今回は、私が現場を歩き、社長の松原さんと語り合う中で見えてきた、スピンドル製造の真髄についてお話しします。

こんにちは!東大阪で研磨、研削をしている飛行機(ANA)好きの高山です。


 巨大な塊を「一貫して」加工

スピンドル製造の第一歩は、驚くほどダイナミックです。
直径1,000mmにも及ぶワークを飲み込む大型の縦型旋盤。
そこから荒加工が始まり、マシニング、熱処理、そして最終的な精密研削へと進んでいきます。

私が最も注目したのは、これらすべての工程を「社内で一貫して行う」という姿勢です。
外注に頼れば管理の手間は減りますが、それではミクロン単位の「微かな狂い」を即座に修正することはできません。
材料の切断から出荷までを自社で完結させる。
この一気通貫の体制こそが、0.001mmを担保する絶対的な条件なのだと確信しました。

「汎用機」が最新NC機を凌駕する瞬間

研磨の現場を歩いていて、私の足が止まったのは1台の古い汎用研削盤の前でした。
40年以上大切に使い込まれたその機械が、今なお第一線で「内径研削」の仕上げに使われているのです。

松原社長は「単品加工なら、プログラムを組むより職人が汎用機でやる方が早いし、精度も出る」と仰いました。
これは決して懐古趣味ではありません。
ワークの感触を指先で感じ、音を聴き、最適な切り込みを入れる。
数値化できない「職人の感覚」が、時に最新の電子制御を上回る。
このハイブリッドな運用こそが、真の技術集団の姿です。

「測ること」への誠実さが、製品の命を決める

大弥精機さんで最も感銘を受けたのが、その徹底した教育カリキュラムです。
若手技術者は、まず「検査室」でキャリアをスタートさせます。
まず「正しく測れる」ようになるまで、現場には出さない。

精密加工において、測定は「答え合わせ」ではありません。
測定技術こそが「加工の設計図」なのです。さらに、ベアリング一つひとつの個体差に合わせて部品を追い込む「現物合わせ」の徹底。
この執念とも言える微調整こそが、高回転時でも振動のない、滑らかなスピンドルを生み出す唯一の道であることを再確認しました。

現場の課題から生まれる「自社開発」の力

また、現場のニーズから生まれた「ビルトインモーター駆動のロータリーテーブル」にも驚かされました。
既存の機械に載せるだけでロータリー研磨が可能になるこのユニット。

これは、スピンドルを知り尽くしたメーカーだからこそ作れる、実戦的な道具です。
こうした「無ければ作る」という開発精神はすごいなど思います!


お蕎麦屋さん「真玄」

今回、大弥精機さんの現場を拝見して改めて強く感じたのは、「精度とは、技術者の誠実さの積み重ねである」ということです。
0.001mmという数字は、最新の機械を買えば手に入るものではありません。
徹底した内製管理、職人の勘所、そして何より「測定」への敬意。そのすべてが揃って初めて、世界に誇る製品が生まれます。

また、スピンドルの技術を応用して、蕎麦の押し出し型製麺機も作られています。
その製麺機のそばを食べられるのが、大弥精機さんから車で5分の所にある十割蕎麦のお店「真玄」さん。
人気のお店でリピート客も多数!みたいです!

是非お近くに寄られた際はお蕎麦屋さんに寄ってく見てください!

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