【必見】スクロールチャックのメンテナンス方法
- 仕事
意外と簡単!?スクロールチャックの分解
スクロールチャックを回して少し引っ掛かりがあると思うと分解、掃除、グリスアップし、いつもスムーズに動くように心がけています。
今回はスクロールチャックのメンテナンス(分解、掃除、グリスアップ)を紹介します。
こんにちは。飛行機(ANA)好きな東大阪で研磨屋をやっている高山です。
スクロールチャックの分解方法
意外と簡単!
用意するのはこんな感じ。
グリスと5-56などのスプレーオイル
- 裏ブタのボルト類を外す。
スクロールチャックを裏向けると円の内側に3つ、外側に3つ。
計6個のボルトで止められています。まずはこの6個のボルトを緩め、外していきます。
☆ボルトを外すと裏ブタが外れます。
- スクロールチャックの爪を動かすピニオンを外す。
このピニオン、結構しっくり入っているのでめっちゃ外しにくいですが、
スクロールチャックのハンドルを使って揺すりながらピニオンを上に上げていきます。ピニオンは3つあるのですべて同じ方法で外していきます。
- スクロール部を外す
この部分もしっくり入っています(笑)
キズが付いたら嫌なので、木などの柔らかいもので均等に叩きながら外します。
外れないからとガンガン叩くのではなく、優しく! - 本体及び外した部品類の掃除
3の工程ですべてが外れました!
3ステップ外れるので意外と簡単です!
ここからはすべてを拭いて掃除していきます。スクロール、ピニオンの溝は割り箸を使うと綺麗に掃除ができます!
☆YouTubeのコメントでいただいたのですが、この掃除の時に「灯油」を使うと綺麗になるみたいです!
ぜひ試してみてください! - 本体、各部品のグリスアップ
4で綺麗に掃除が終わった後はグリスを塗布していきます。
グリスの種類はよくわかりませんが、僕はホームセンターで買った、チューブが緑色のグリスを使用しました。(一般的なグリスかな?)
グリスはギトギトですが、グリスを手に出して手で塗る方が、各部分にまんべんなく塗布できるのでお勧めです。
- 組付け
組付けていきます!
順番は外しと逆順。
本体にスクロール→ピニオン→本体を裏返して裏ブタを取り付け→ピニオンのボルトを取り付け→裏ブタを固定するボルトの取り付け。ここで気を付けていただきたいのは、ピニオンのボルトはピニオンに穴が開いているので、その穴にピニオンのボルトが入るようにすることです!
- 動作確認と爪の取り付け
スクロールチャックの爪を取り付ける前に、ハンドル使用し、スムーズにスクロールが回るか確認します。
スムーズに回ることが確認出来たら、爪と取り付けていきます。
本体に刻印されている番号と爪に刻印されている番号を合わせて取り付けます。
あっという間にメンテナンス完了
おおよそ20分~25分くらいの作業なのでササっとできます。
ピニオンを外すのが少しコツが必要ですが、慣れると簡単に外れます!
後の作業はそんなに難しくないので、ぜひやってみてください!
本体、スクロールは少し重たいのでケガには十分気を付けてくださいね!
動画でも解説しています
文字だけじゃわかりにくい方の為に動画も用意しています。
合わせてご覧ください!
P.S.
いつも最後まで読んでいただきありがとうございます。
今回のブログは僕の備忘録的に書きました。
数年前Twitterのフォロワーさんから教えていただいた方法です。
それまでは分解方法が分からなくスクロール部が固いまま使用していました(笑)
スクロールチャックの分解、メンテナンスの参考にしていただけると幸いです。
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