研磨と研削の違いは「磨くと削る」
- 仕事
日頃、「研磨屋、研磨屋」と言っていますが。実際は研削屋。
その研磨と研削の違いが1本でわかるワークがあったので紹介します!
こんにちは。飛行機(ANA)が大好きな高山です!
研磨と研削って??
正直、僕も詳しくは説明できませんが…
簡単に言うと、文字通り「磨く」と「削る」
見た目はこの写真の感じ。
ピカピカなのが研磨、あまりピカピカじゃなのが研削。
詳しく説明できるか不安ですが、書いてみたいと思います!
研磨加工はピカピカに磨く!
まずは研磨加工ですが、表面をピカピカに磨くことです。ほんと顔が映るくらいに。
このワークが動くのを滑らかにしたり、傷がつきにくくしたりします。
バフと呼ばれる磨く道具をグラインダーなど回る機械に取り付け、このバフに磨き粉を付け
クルクル回してワークを磨きます。写真は布バフ。
ワークの仕上がり面(ピカピカ)重視!寸法精度などは少し苦手。
研磨、バフ研磨はほとんど触ったことがないのであまり詳しくなくすみません!
研削は精密に削る!
お待たせしました!(ってこのブログを書いてる僕が一番待ってたよね(笑))研削です。
僕は円筒研削加工をしています。
研磨、研磨って言われていますが、実際は「研削」
でも、ほとんど研磨って言われるので、僕も研磨って言っています。
「けんま」は3文字なのでいいやすしですし。
そんな僕がやっている研削はこんな仕上がり面
仕上がり面は先ほどの研磨よりは全然ピカピカじゃない。
もちろん要望、用途によってはあそこまでピカピカにするワークもあります。
でも!めっちゃ時間かかるのでコストは上がります!(←ここ重要!)
研磨の仕上げ面重視より、研削は寸法精度重視。
気合い入れて頑張ったら0.001mmまでの精度まで仕上げることは加工です。
もっとすごい人は0.0001mmまでも!
この0.001mmって何がすごいの?
ですが、例えば直径45mm(4.5cm)の物。物差しで測ると45mmに測れますが、
もっと精密に測れる測定器を使うと実際は45.1mmだったりと45mmより少し大きい。
ってめっちゃこまかーーい!
それを45mmの「0」付近に近づけるのが研削なんです。
以前加工したワークですがこんな感じでφ45mmのほぼ「0」付近に仕上げました。
SNSで心を落ち着かせたおかげで上手いこと仕上がりましたー!
心の落ち着かせるのは大切!!
お客さん喜んでくれるかなぁ??端から端まで綺麗に仕上がるとやっぱり嬉しい!
やっぱり研磨楽しいな!#町工場 #高山技研 pic.twitter.com/ghPB0kvKuA— 高山尚貴(アナ) ANA大好き!研磨で1000分の1㎜に挑戦中 (@naokincha) July 9, 2020
と言う事で、研削をしている僕は、研削の話が長くなりましたが、
研磨はワーク仕上がり面を磨くのが得意。
研削は仕上がり寸法を精密に仕上げることが得意なんです。
研削加工は動画でも発信しています!動画は研磨加工シリーズです!
この違いだけを知っていただけると嬉しいです!
もっと詳しく知りたい方は、「しぶちょーさん」のブログ「誰でもわかる研削加工の基礎の基礎」をみてくださいね!
めっちゃわかりやすく解説してくれています!
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