ケレーって何に使うん?
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突然謎のワード「ケレー」円筒研削(旋盤加工)に携わってる方ならわかるワード。
今回は、この「ケレー」について少しお話しします!
こんにちは。飛行機(ANA)好きな東大阪で研磨屋をやっている高山です。
円筒研削には必要不可欠な道具「ケレー」
ケリ、ケレ、ワークを回すやつ。様々な呼び方がありますが、
正式名称は「ケレー」らしいです。(モノタロウ、ミスミの購入ページにはケレーと表記してありました)
こんなやつ↓
この黒い道具をケレーと呼びます。
これは「クリッパーケレー」呼ばれるもので、上にあるレバーを押してワークに取り付けるだけの便利なケレーです。
ケレーどうやって使ってる?
使い方は簡単!
ケレーをワークに取り付けて、研削盤にセット。研削盤の主軸を回すだけ!
ワークに取り付けて
回す!
これだけなんです!
クリッパーケレー本当に便利です!
でも、ワークをバネの力でチャッキングしているだけなので、
あまり強い研削負荷をかけると滑ることもあるので注意が必要です!
ケレーの種類は様々
上記で紹介したクリッパーケレの他に、ケレーをワークにボルトで固定するケレーもあったり、
使う人、使用用途によって色んなケレーがあるので、このワークにはこのケレーという正解はないと思います。(僕が勝手に決めていますが…(笑))
各ケレーのメリットデメリット。(簡単に紹介します)
クリッパーケレー
メリット…ワンタッチでワークをチャッキングでき、便利で早い!
デメリット…ケレーのかける部分が薄いと使えない。
ねじ止めのケレー
メリット…オリジナルのサイズのケレーが(旋盤などで)作れる。しっかりワークを固定できる。
デメリット…数物には向いていない。毎回ネジを締めないといけなので時間がかかる。
パッと思い浮かんだメリット、デメリットはこんな感じです。
ねじ止めのケレーは旋盤でご自身で作るか、旋盤加工ができるところへお願いするかで作れますが、じゃあ、クリッパーケレーはどこで?
僕の知っている(使っている)クリっパケレーは2社あります!
カブト工業さんの「カブトクリッパー」
ケイテックさんの「クリッパー」
両方使っていますが、使用感は…正直そんなに大差ないです。
使いやすい方、好きなメーカーさんを選んでも大丈夫と思います!
動画でも紹介しています!是非ご覧ください↓
P.S.
いつも最後まで読んでいただきありがとうございます!
円筒研削で使う基本中の基本の道具「ケレー」を紹介しました。
前回紹介したメカトロテックジャパンのブログでは、ジェイテクトさん、シギヤ精機さん共に、ケレーなしで研削加工できる円筒研削盤を展示していました。
ケレー要らないと前回のブログで書いておきながら、今回は必要不可欠ってなかなか矛盾していますが(笑)
ケレー有無、両方のメリット、デメリットを知って、楽しい円筒研削ライフにしていただけると幸いです!
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