製品を測定する「ゲージ」の研磨加工も大好き!
- 加工事例
ゲージの研磨加工も大好きです!
鉄道のNゲージ?ペットが入るやつ?それはケージですね!
ゲージは、同じ製品(量産品)を加工1日1000個、10000万個などを加工する際、毎回「マイクロメーター、ノギス」等測定器で測るのが大変!
という時の便利な「ものさし」みたいなものなんです!
こんにちは。飛行機(ANA)が大好きな高山です!
ゲージの仕上げに不可欠なブロックゲージ
ゲージをゲージで仕上げるって謎の見出しですが…
まず、例えば公差と呼ばれている寸法許容範囲が「約±0.003mm!!」どんなものなの?
手で握ると、体温で膨張するくらいの寸法で温度でかなり寸法が左右される繊細な公差範囲なんです!
もちろん目では見えませんし触ってもわかりません。(めっちゃすごい職人さんは触っても0.001mm台の段差もわかるみたいです。もう神の領域です!
そんな時に使われるのがデジタル表示のマイクロメーター。
なんですが、このマイクロメーター「器差」と呼ばれるマイクロを製造される中でできる誤差が0.002mm。
ということは±0.003mmを仕上げるときにはギリギリ大丈夫かもしれないですが±0.001mmの仕上げにになるとこのマイクロメーターが正確なのかが怪しくなってきますよね。
そんな時に使用するのが以前ブログで書かせていただいた「ブロックゲージ」の登場です!
これはJIS規格1級のブロックゲージ。1級ってなんかすごいけど、実際どれくらいすごいの?
この画像は測定機器メーカーの「Mitutoyo」さんのブロックゲージの規格情報に記載されていました。
ブロックゲージがどれくらい精密なのか見てみますね!
例えば先ほどのマイクロメーターに表示されてあった「15mm」を見てみましょう!
表の左、呼び寸法がブロックゲージの仕上がり寸法。上がグレード。僕が使用しているブロックゲージは1級なので1級を見ます。
15mmなので呼び寸法は10を超え25以下を見ます。そこから1級のところへスライド。欄外右上にマイクロメートル(㎛)と書かれているので、15mmの0.0003mmまでは合格です。っていう意味なんです。
えっ!?えーーーーっ!!0.0003mm?一桁違う!そうなんです!先ほどのマイクロメーターの器差0.002mmとは一桁も違う超精密な模範なんです!
A5ランクなどのお肉が何処で産まれ、どこの牧場で育ったのかというのを保証する「トレーサビリティ」というものがこのブロックゲージにもあります。
0.0003mmって正直、ほんまなん?どこの誰が言ってるの?ってなりますよね。なので最終はMitutoyoのホームページで調べんたのですが、「協定世界時に同期した時計」という難しくてわかりませんが、なんせものすごい基準にまでたどり着ける「トレーサビリティ」保証があるんです。
そのブロックゲージ使用して、研磨依頼をゲージを研磨加工し、測定することによってお客さんとの測定誤差を極限まで減らしています。
ゲージの研磨加工が好きな理由
そんな神経の使う加工がなんで好きなの?
前回のブログでもお話しした「ロールの研磨」もそうですが、端から端まで0.005mm以内に寸法を決めて寸法通り決まったらヨシって!ガッツポーズをしてしまうくらいの達成感があります。
ゲージもそれと同じく、自分が仕上げた寸法をお客さん所で測定していただき、同じ寸法、もしくは公差範囲内になっていると、安堵と嬉しさでいっぱいになります!
自分の自信にもつながりますし、何かの役に立っていると思うとすっごく嬉しくなります!!
ブログトップの画像もそうですが、↑の製品もいつもの仕上げの研磨目よりピカピカにしてます。
よりピカピカに、よりツルツルにしないと測定する製品を傷つけてしまったり、何回も使用するので摩耗による寸法変化を防ぐなど、様々な原因にならないようにピカピカに加工してます。
ピカピカにするっていう事は削れにくい、寸法が出しにくいのでその条件でいかに良い精度で加工し、寸法を出し、仕上げるのが好きなんです!
そんなゲージの仕事が大好きです!!もちろんロールの仕事も!!
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