中性液の真実!肌とサビ問題の解決法

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「あの研削液」を導入した本当の理由

今回は、YouTubeでも紹介した弊社の愛用研削液について、なぜ僕がこれを選び、どのように使っているのか、ブログでさらに深掘りしてお話したいと思います。

弊社が現在使用しているのは、ブラザー スイスルーブさんの水溶性研削液です。

研磨屋として研削液を選ぶ基準は数あれど、僕がこの製品を選んだ最大の理由は、「自分自身の健康」を守るためでした。

こんにちは!東大阪で研磨、研削をしている飛行機(ANA)好きの高山です。


肌荒れに悩む研磨屋がたどり着いた「中性の安心感」

研磨屋にとって、手荒れや湿疹は職業病のようなもの。
私自身も、昔はアルカリ性の研削液に触れすぎて、手の皮が剥けたり、ガサガサになったりするのにずっと悩まされてきました。

でも、「研削液だから、多少肌が荒れるのは仕方ない」と、半ば諦めていたんです。

そんな時、出会ったのがこのブラザー スイスルーブさんの製品で謳われている「中性(PH 7)」という特性でした 。

人間の皮膚は弱酸性。
そこにアルカリ性の液が触れると、皮膚のバリアが破壊されて荒れてしまうのは当然です。
中性であれば、その刺激を劇的に減らすことができるはずだと考え、導入を決めました。

実際に、導入後にPH試験紙で確認した時、「本当にPH 7〜8の中性寄りだ!」と確信しました。

手荒れにお悩みの方は、ぜひこの「中性」のメリットを体感してほしいです。

大阪の軟水との相性も抜群!

ちなみに、私たちの工場がある大阪の水道水は「軟水」ですが、この研削液は軟水と相性が良く、性能を発揮しやすい点もポイントでした 。
水道水と希釈するだけでしっかり使えるのは、現場で地味に助かるメリットです。


【動画では伝えきれなかった】中性ゆえの「最大の試練」

健康面で大きな効果を実感している一方で、中性の研削液ならではの「試練」、つまりデメリットも正直に皆さんに共有しておきます。

それは、やはり「錆びやすさ」です。

これはもう、仕方がないと割り切るしかありません。
以前使っていたアルカリ性の液は、液自体に防錆効果がありましたが、中性にはそれはあまり期待できません。

あまり動かない主軸台の真後ろなどは、ミストが付着したままになり、サビが発生してしまいました。

だからこそ、私たちは「中性研削液を使うなら、サビ対策をセットにする」と決めています。

  • 加工後のワークは即座に油で防錆! 次の日まで放置したら錆びます 。
  • 機械の動かない部分も定期的に拭き上げ!

手間は増えますが、これは「肌の健康」と引き換えの必要な努力だと考えています。


何を守るために研削液を選ぶか

以前は「研削盤の塗装が剥げにくいから」とカストロールさんの製品を選んだり 、いろいろな液を試してきました。
どの液にもメリットとデメリットがあります。

ただ、今の私は、「何よりもまず身体の健康を守ること」を最優先したいと考えています。
高価な液ではありますが、手荒れに悩む日々から解放され、安心して作業に集中できる環境にはそれ以上の価値があるからです。

研削液選びで迷っている方は、ぜひ「コスト」や「削れやすさ」だけでなく、「自分の身体にとってどうか?」という視点も加えてみてください。

 

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