機械のメンテナンスはお預かりした研削ワークの精度のために

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定期的な機械のメンテナンスは研磨加工する
ワーク精度の安定に貢献しています!

3年前、中古で買った、1985年シギヤ精機製の円筒研削盤G-30↓この子の

主軸(ワークを保持、回転するところ)から
大きな異音がしていたので、研削盤の精度維持のため、機械屋さんにメンテナンス、部品の交換をしていただき研削盤が絶好調になりました!

こんにちは。飛行機(ANA)好き!東大阪で研磨屋をやっている高山です。

異音がするのは研削盤の異常サイン!

4月に大きい方の機械(G-40)のメンテナンスをしていただいた時、機械屋さんの耳が異常をとらえてくれたのです。
それは1985年製の研削盤G-30の主軸からの異音。
僕自身、全く気にならなかったのですが、主軸を回すと「ゴーーーーッ!」
って音がするんです。←いわれて気付くという…
機械屋さん曰く、主軸の中に入っている「ベアリング」がもう寿命とのこと。

ベアリングの寿命はワークにも悪影響!

ベアリングの寿命に気づかないと、ワークの加工精度に大きく影響します。
研削加工は0.001mm、0.01mmと精密加工。
少しの振動、振れでも加工ワークにその悪さは反映されてしまうんです…
例えば・・・仕上げ面がガタガタになってしまう、仕上げたい寸法に仕上げれらない、など。
すごく細かいことですが、研削作業はそれくらいデリケートなんです。
と言うことで、機械屋さんにメンテナンスをお願いしました!
なんで自分でやらないかって?プロに任せる方が、確実、丁寧で安心だからです!

蓋を開けると衝撃の光景が!

蓋を開けた瞬間出てきたのが、アルミの腐食した粉。

研削液の種類によってはアルミを腐食させることもあるので、それが原因かと。
研削液選びも気をつけないとダメですね!
これからベルト、プーリなどを外し、ベアリングも外していきます。
こんな感じでサッビサビのベアリングが!

小さいベアリングだけかと思ったら、まあまあ大きいベアリングも2つ入っていました。
大きいベアリング方は手で触ると少しガタガタと動きます。
これが「ゴーーーーッ!」って言う異音の原因やったみたい。
このベアリング触ってわかったことは、これだけ手で触って動く(隙間がある)と言うことは
これだけ主軸が振れてると言うこと。
それを考えると、やっぱり研削加工するワークにも少なからず影響があるってことですよね。

振動も無くスムーズな回転に

メンテナンスは半日で終了し、今回のメインであるベアリングの交換、その他駆動用ベルト、パッキン、
締め付けるボルトもすべて新品にしてくださいました!(←ここまでしてくれるのがさすがプロです!!)
最後に動画でも紹介しますが、回転音が全くせず、超スムーズに主軸が回転しました!

これで振動も無く回転してくれるので、研削加工中に仕上げ面のガタガタ(ビビり)、寸法精度が思うように決まらないと言う事が無くなったと思います。
1985年製の機械ですが、このように定期的にメンテナンスをすることで、まだまだ0.001mm台の仕上げ加工ができる現役バリバリの研削盤です!

P.S
いつも最後まで読んでいただきありがとうございます!
メンテナンスをしていただいた直前は、主軸が静かになって嬉しい!
という第一印象でしたが、その後使っていくうち、
本当に振動が無くなり、以前より研削加工がしやすくなったことに気付き、
機械屋さんの細やかなメンテナンスのおかげと言う事を改めて実感しました。

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