研削液をウルトラファインバブル化

  • 加工事例

ウルトラファインバブルで研削効率アップ

お風呂で使うシャワー、洗濯機などで聞いたことがある
「ウルトラファインバブル(ナノバブル)」
新しいものはすぐ導入したくなる性格なので、今回は研削液もウルトラファインバブル化できるという装置を取り付けてみました。

こんにちは!東大阪で研磨、研削をやっている飛行機(ANA)が好きな高山です。

ファインバブルとウルトラファインバブルとは?

ざっくり説明しますと

ファインバブル…直径0.1mm未満(100μm未満)の泡

ウルトラファインバブル(ナノバブル)…直径0.001mm未満(1μm未満)の泡

ファインバブルの泡は弾けてなくなりますが、ウルトラファインバブルの泡は数日間はそのまま残っているそうです。
(ネットで調べた情報です)

また、研削、切削加工での効果は…

ファインバブル

  • 加工液の腐敗抑制による消臭効果
  • 細かいスラッジや切子を浮かせる効果がある

ウルトラファインバブル(ナノバブル)

  • 研削、切削効率(1.5倍から2倍)をアップ 例)ソリュブルでSUS440Cの焼入れ材にドリル・タップ加工が出来、エマルジョン比べ1.3~1.5倍加工が出来る
  • 目詰まりし難く、スラッジの流れが良くなり、切れている状態が長く続く
  • 反りや変形が少なく加工できる
  • 砥石や刃物の延命効果

という効果が得られます。(株式会社かいわさんのホームページより

そんなウルトラファインバブル発生装置を今回、YouTubeでうちを見つけていただいた株式会社かいわさんにお借りすることができました!

5分で取り付けて研削液をウルトラファインバブル化

その装置がこれ!

株式会社かいわさんのウルトラファインバブル発生器「乱舞」

そんなたいそうな工事は不要です。
これを研削液のコックのところにかますだけ。

 

後は砥石を回していつも通りコックをひねり研削液を出すだけ!

なんてカンタン!!

体感効果は絶大!

この「乱舞」をお借りする前に色んな情報を集めました。
たとえばYouTube。
YouTubeではウルトラファインバブルの関しての色んな数値的なデータを出されている動画があったり。

 

 

などなど、様々な動画を参考にさせていただきました。

しかし!

僕は、見出しにも書いているように「体感重視

データを取れるほどの検査装置も無いですし、いつもが本番でテストピースなんてありません。
なので、「乱舞」を使用していなかった時と使用した時の僕の体感をお話しさせていただきます。

「乱舞」を取り付けた時は硬質クロムメッキが肉盛りされたロールを研削しました。

硬質クロムメッキは難削材。
硬くて、砥石が負けてしまい、すぐ目詰まりを起こしてしまいます。

今回はφ110くらいのロール。
いつも加工しているワークなのですが、φ0.1mm削るだけですぐにゴロゴロと目詰まりの音。
ちなみに砥石は3MさんのキュービトロンⅡ(よく切れると言われてる砥石です)
この辺は研削液、回転数などの加工条件によって大きく左右されるので目安程度に…。

それがそれが!

今回はφ0.1mm削っても全然ゴロゴロと音がしない!
むしろスパスパと切れている!
これがウルトラファインバブルの効果なのかな?

研削液の雰囲気も変わった感じがします。
排出された研削液内の泡がいつもは大きいのですが、
「乱舞」を取り付けてからすごくきめ細かい泡になりました。

このきめ細かい泡のおかげで研磨カスが泡に吸着され、マグネットセパレーターにしっかりと吸いつき、
以前より研磨カスと研削液をしっかり分離してくれている感じがします。

しかも、空気をしっかり含んでいるので、以前の研磨カスよりフワフワ。

 

ウルトラファインバブルによる変化点を解説

僕は「体感」でしかお話しできませんが、このような体験を株式会社かいわの山添社長にお話ししたら
詳しく解説していただきました。

———–以下、山添社長の解説———-

マイクロバブルには2つの発生方法があります。

1つは、水に含まれる酸素をキャビティーション方式により分解して、泡にします。
水に含まれている酸素を分解しますから、タンク内で泡が浮上して破裂しますと、水に含まれる酸素が減ります。
そうすると溶存酸素が少なくなりますから、腐敗しやすくなります。

ただし、マイクロバブルを発生させますとナノバブルも発生しますが、ナノバブルの泡は大きめ(500nm)です。

もう1つは、空気を自給させるタイプです。
このタイプは、空気をマイクロバブル化し、更に水に含まれる酸素を分解します。
空気を自給しますので、加工液の溶存酸素は増えます。
これにより、加工液の腐敗防止に繋がります。

また、こちらもキャビティーション方式により水に含まれる酸素を分解しマイクロバブルを発生させます。
ナノバブルは、マイクロバブル程キャビティーションを強くしない事で、ナノクラスの泡を発生させます。
マイクロバブルが、研削加工では効果がないと問い合わせを受ける事が多いのですが、
研削加工はマイクロバブルを自然に発生させることが出来るからなのです。
研削盤では、ナノバブルが有効です。

もともと、名前の由来はナノバブルが始まりです。
マイクロバブルは、1mm以下
ナノバブルが1μm以下となります。

以前は、エマルジョンに含まれている油を分解し、器具の内部に付着してしまうと言われてました。
危険なので使用禁止にしておりましたが、問題なく使用出来ます。

実際は、エマルジョンの粒子を小さくしますので、エマルジョンには積極的に使用した方が良いと思います。
器具内の目詰まりは、ファインバブルの発生が落ちると言うより、加工液の吐出量が落ちて冷却効果と、スラッジ排出効果を損なうのです。

ウルトラファインバブル 乱舞を使用しますと、加工液がめちゃくちゃ減ります。
ですので、濃度・ペーハー・加工液の量の管理をしっかりする事が重要となります。
マグセパからのスラッジですが、ナノバブル発生器を使用しますと、ふわふわとしたスラッジに成ります。
薄いのし餅からふわふわした綿の様な感じになります。

というめちゃくちゃ分かりやすい解説。
すっごく勉強になります。

こんな感じで「乱舞」を使用して研削液をウルトラファインバブル化するとかなりの効果が得られました!

たいそうな工事不要!
今ある設備に使いするだけ(工事時間5分しかも自分で出来る!)
これだけで研削液、切削液をウルトラファインバブル化できるなんてすごくお勧めです!

もし気になる方は、株式会社かいわさんのホームページをご確認くださいね!

株式会社かいわさん公式サイト

株式会社かいわさん「乱舞」専用サイト

使用した感想であり推奨するものではありません。
商品に関しての問い合わせ、使用に関しては研磨屋TV、高山技研は一切責任を負いません。
自己責任でお願いいたします。

P.S.
いつも最後まで読んでいただいてありがとうございます。

株式会社かいわさんとの出会いはYouTube。
僕のチャンネル「研磨屋TV」を観てくださり、ご連絡いただきました。

2023年1月現在、お電話で何度かお話はさせていただいていますが、まだお会いしたことがありません(笑)

山添さんは本当にすごく研究されている方で、
いつも電話でお話しさせていただきていますが、めちゃくちゃ勉強になります。

YouTubeで仕事の営業ツールとして活用も大切ですが、人とのつながりの機会を増やすすごく良い鶴だなと実感しました。

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